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サル騒動、栃木縦断 宇都宮→小山→県外へ 27キロ一気に南下

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サル騒動、栃木縦断 宇都宮→小山→県外へ 27キロ一気に南下

建物の壁をよじ登るサル。栃木県内各地で目撃されている=宇都宮市二荒町(県自然環境課提供) 建物の壁をよじ登るサル。栃木県内各地で目撃されている=宇都宮市二荒町(県自然環境課提供)

 また、サルのメスは基本的に群れで行動することから、出没したサルは「好奇心旺盛なオスではないか」(伊藤課長補佐)とみられる。

 19日には県庁北側の八幡山公園西駐車場付近(同市東戸祭)、20日は南下して大通りを越え、同市二荒町の日野通り付近で目撃され、その後は国道4号沿いを南下していった。

 体長は80~100センチ。人を見ると逃げ、すばしっこいサルだった。人を襲ったり、家に入ってきたりするなど危害を加えられたという情報はなく、市町ごとに住民に注意喚起し、追い払う程度の対応だ。当初、猟友会も出て捕獲しようとしたが、動きが素早く、状況を見守るうちにどんどん南下していった。

 ほぼ真南に移動。建物の屋根も軽々と渡り歩き、小学校の校庭を横切ったことも。付近でサルが目撃された小学校では体育の授業の中断や下校に教諭が付き添うなどの対応に迫られた。

 26日には朝、小山市と茨城県結城市の県境の梁橋でその姿が確認され、同日午後には結城市内などで目撃されており、ついに県外へ。

 宇都宮動物園の荒井賢治園長は南下した原因について「一番は餌。生息地の山に餌がなくなり、餌を求めて人里にやってくる。もしくは群れで生活するサルがはぐれてしまったのかもしれない」と推測する。今後はどうなるのか。荒井園長は「ニホンザルは比較的寒さに強く、群れの中で育ったサルは生きる力は持っている。南下は餌を探していると思われる。また、サルは誰が強いか弱いか見分ける。不用意に手を出す人間の子供に危害を加える可能性があるので捕獲した方が良い」と話している。

(宇都宮支局 斎藤有美)

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