産経ニュース

人工手関節、来春実用化 北大病院 リウマチ治療活用

ライフ ライフ

記事詳細

更新


人工手関節、来春実用化 北大病院 リウマチ治療活用

 北海道大病院は28日、関節リウマチなどで破壊された手首の関節の治療に活用する国内初の人工手関節を開発し、来年春に病院で実用化すると発表した。共同開発した医療機器メーカー帝人ナカシマメディカル(岡山市)が、厚生労働省の承認を取得した。

 関節リウマチは指や膝の関節内で炎症が起き、骨に痛みや変形が生じる。北大病院によると、関節リウマチの患者は手術により金属で関節を固定し、痛みの軽減を図るが、手首を動かせず不便を強いられる。海外メーカーの人工手関節は緩みなどの不具合が起き、脱臼の恐れもあるという。

 北大病院はダーツの矢を投げるような複雑な動きの実現を目指して開発。臨床試験(治験)で破壊された関節に人工手関節を取り付け、痛みを取り除いた上で手首の動作を改善できたという。

 記者会見した北大病院の岩崎倫政整形外科長は「ペンでものを書いたり、箸を使って食事をしたりといった細かい動作ができるようになったとの声があった。将来はさらに機能性を向上させていく」と説明した。

「ライフ」のランキング