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「障害はできないではなく、できること」メッセージ 「able エイブル」上映 札幌、映画鑑賞で知的障害に理解深める

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「障害はできないではなく、できること」メッセージ 「able エイブル」上映 札幌、映画鑑賞で知的障害に理解深める

「able エイブル」の上映会でチケットを受け取るダウン症児の親と子で構成する北海道小鳩会札幌分会のメンバー=28日、札幌市(杉浦美香撮影) 「able エイブル」の上映会でチケットを受け取るダウン症児の親と子で構成する北海道小鳩会札幌分会のメンバー=28日、札幌市(杉浦美香撮影)

 映画の鑑賞を通じて知的発達障害への理解を深めようと、ドキュメンタリー映画「able エイブル」の上映会が28日、札幌市北区の札幌エルプラザで開かれ、参加した約150人が熱心に見入った。

 映画は自閉症とダウン症の日本人少年2人が米国でのホームステイ生活を通し、周囲の人々と信頼関係を築いていく姿を描いている。

 上映会では、「ableの会」の剣持睦子さんが「知的障害はdisable(できない)ではなく、able(できる)であることを知ってほしい」と挨拶。鑑賞した札幌市の中学1年、中静淳(あつし)さん(13)は「どんな人もがんばればいろんなことができるのだと思った。3歳年上の兄が知的障害ですが、同じ。障害も語学が通じないことも関係ないのですね」と感動した様子だった。

 チケットを受け取る役は、ダウン症児の親と子で構成する北海道小鳩会札幌分会の足助由希さん(19)と三好宏樹さん(28)、小野寺郁音(あやね)さん(21)が担当。就労継続支援施設「アラジン」に通所している三好さんは「自分が好きなことを広げていけるのは楽しい。僕も映画のダウン症の少年、元(げん)君のように海外で生活してみたい。アルペンスキーをしているのでスキー留学がしたい」と目を輝かせた。三好さんは平成17年に長野で開催された知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」のトーチ(聖火)ランナーを務めた。

 映画は「ableの会」代表で、元首相夫人の細川佳代子さんが製作総指揮。毎日映画コンクール記録文化映画賞を受賞している。

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