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【話の肖像画】庭園デザイナー・石原和幸(2)失敗きっかけに庭園造りへ

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【話の肖像画】
庭園デザイナー・石原和幸(2)失敗きっかけに庭園造りへ

石原和幸氏(寺口純平撮影) 石原和幸氏(寺口純平撮影)

 〈昭和57年の長崎大水害で実家の花屋が壊滅。修業し直して29歳の頃、長崎の繁華街に進出した〉

 当時、長崎市内では花屋がいい立地になく、あれば絶対売れると確信していました。花を路上販売していた経験があり、どこで売れるかは大体分かっていました。ただ、道路で売ってはいかんと、しょっちゅう警察に注意されてましたね。

 バブルだったので、店舗を借りようにも家賃が極端に高かった。そこで、いい場所に自動販売機があるのを見つけてひらめきました。ここで花を売ったらいいんじゃないかと。オーナーを探して口説いたところ、やらせてもらえることになりました。

 奥行き1メートル、幅2メートルの空間があればいいのです。らせん階段の下や、ちょっとした緑地帯とか、有効活用されていない場所を花屋に変えるんです。2坪を40万円で借りて年間1億円売ったこともあります。ゲリラ的にあちこちで開店しました。長崎で30店、福岡で20店、熊本で十数店舗とどんどん増え、東京にも進出しました。

 〈急成長したビジネスは、大手商社と合弁会社を設立して海外で花の生産を始めるまでになったが、バブルの崩壊で大きくつまずき、8億円の負債を抱えてしまう〉

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