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冬の入浴 ヒートショックに注意を

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冬の入浴 ヒートショックに注意を

 「加齢により、血管が弾力を失って硬くなる動脈硬化が進んでいる高齢者は特に注意が必要」と當間院長は警鐘を鳴らす。

 消費者庁によると、家庭の浴槽での溺死者数は平成26年は4866人で、16年と比較すると10年で約1・7倍に。このうち約9割が65歳以上の高齢者だ。原因の一つはヒートショックとみられ、同庁は今年1月、高齢者の入浴中の事故に注意するよう呼びかけている。

 ◆寒さ和らげて

 冬に安全に入浴するにはどうしたらよいのか。温泉療法に詳しい東京都市大の早坂信哉教授は「まずは、浴室や脱衣所の寒さを和らげて」と提案する。

 居室との温度差は5度未満が安全とされる。脱衣所に暖房器具を置き、入浴前に暖めておくとよい。暖房設備がない場合は、シャワーをかけ流し、湯気で浴室内の温度を上げておく。「浴槽にお湯を張るときに、蓋を閉めないでおくのも効果的」と早坂教授。

 脱水症状を防ぐため、入浴前後にはコップ1~2杯の水を飲む。発汗により脱水症状になると、血液の粘性が高まり、血栓ができやすくなるからだ。食事の直後や飲酒後の入浴も消化不良や異常な血圧低下を招く恐れがあるため控える。

 入浴時間を工夫するのもよい。當間院長は「冷え込む夜間ではなく、温度差の少ない日中に入浴するのもお勧め」と話す。

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