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【話の肖像画】庭園デザイナー・石原和幸(1)国際的ショーで数々の賞、土台は故郷長崎の原風景

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【話の肖像画】
庭園デザイナー・石原和幸(1)国際的ショーで数々の賞、土台は故郷長崎の原風景

「うめきたガーデン」ではメインガーデナーを担当した (前川純一郎撮影) 「うめきたガーデン」ではメインガーデナーを担当した (前川純一郎撮影)

 それより畑でおやじの耕運機を乗り回したりするのが楽しみでした。小さい頃から山に行って木を引っこ抜いてきて盆栽ごっこをしたり、小学3年のときはサボテンを山のように集めたりしていました。

 〈花にかかわるようになったのは22歳のころ。当時は自動車の整備士をしていた〉

 町の開発が進んで団地ができ、牛が飼えなくなりました。糞尿(ふんにょう)がくさいし、モーって鳴きますし。暇になったおやじが「段々畑で花を植えたらもうかるんじゃないか」と花づくりを始めました。でも、素人なので市場に出しても値がつかなかったりするんです。

 僕が生け花を習ったら、もっと切り方とか工夫できると思い、おやじを手伝おうと「池坊」で生け花を習い始めました。近所のおばちゃんがやっていた教室なんですが、教え方が独特で「花は足で生けなさい」と言うんです。枝を探して回れという意味です。教室で生徒に花を売れば収入になるじゃないですか。でも「石原君は買わんでいい、家から持ってきなさい」と。僕にだけですよ。

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