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【話の肖像画】庭園デザイナー・石原和幸(1)国際的ショーで数々の賞、土台は故郷長崎の原風景

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【話の肖像画】
庭園デザイナー・石原和幸(1)国際的ショーで数々の賞、土台は故郷長崎の原風景

「うめきたガーデン」ではメインガーデナーを担当した (前川純一郎撮影) 「うめきたガーデン」ではメインガーデナーを担当した (前川純一郎撮影)

 〈国際的な庭園ショーで数々の賞を受けてきた。世界最高峰とされる英国の庭園イベント「チェルシーフラワーショー」では今年度、最高賞を獲得した。大阪市で来年3月20日まで開催している「うめきたガーデン」や国内外で手がけた数々の庭園の土台になっているのは、生まれ育った長崎市の原風景だった〉

 昔を追いかけるんです。両親が元気だった頃のことや、小さい頃、畑で遊んでいたこととか。きれいな川があり、メダカやナマズが泳いでいました。町そのものが家族のような関係でした。

 僕が生まれたのは原爆が落ちて13年後だったのですが、爆心地から3キロくらいの場所で、やっと電気や電話が通り始めたところでした。嘘のようにきれいな景色だった。段々畑の途中から大きな木がはえて、その下にベンチや椅子があって、近所の人が集まって井戸端会議をしていました。

 周りはほとんどの人がクリスチャン。遊びにいくといえば教会です。クリスマスツリーを50年前から作っていました。日本らしく正月もお祝いします。

 家は酪農をやっていてホルスタインを13頭飼っていました。鶏もいました。自給自足。もともと7人きょうだいで、親類はほとんどが聖職者です。きょうだいのうち3人が修道院に行きました。僕は試験で落ちて行けなかったんです。

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