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キャリアアップ・人脈形成に有効 ビジネスに役立つFP資格とは

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キャリアアップ・人脈形成に有効 ビジネスに役立つFP資格とは

 個人のライフデザインに沿った夢や目標を叶えるために、経済的な側面から私たちをサポートしてくれる専門家がFP(ファイナンシャル・プランナー)。すでに多くの生活者に認知された存在となり、個人でもFP資格を取得する人たちが増えている。そうした中、FP技能をさらに高めて、信頼性と実践力を備えるAFP資格(日本FP協会認定のFP資格)への注目が集まっている。

一般の生活者もFP資格を目指す時代に

 日本FP協会の常務理事を務める加藤惠子氏は、協会のミッションとファイナンシャル・プランニングの必要性について、次のように話す。

「私がFP資格に出会った約20年前には、ファイナンシャル・プランナーの存在は、まだ世の中に認知されていませんでした。しかし、現在では金融や保険関係の業務に携わる方々だけではなく、専業主婦のような一般の生活者も、FP資格を取得するほど、広く認知されてきています。こうした時代にあって、日本FP協会としては、さらに広く世の中にFPの役割を普及し啓発していくだけではなく、より多くのFP資格者を養成し、その実務支援を通じて、生活者の金融リテラシーの向上を目指しています。最終的には、FPへの社会的な信頼を確立させて、子どもの教育や老後の生活などの不安がない、豊かな社会の実現に貢献したいと願っています」

知識とスキルそして職業倫理の高いFPがAFP資格者

 FP資格には、大きく分けて国家資格のFP技能士(1級から3級)と日本FP協会認定のAFP資格とその上級資格のCFP資格がある。2級FP技能検定に合格し、ライフプランに基づいたキャッシュフロー表などの提案書の作成方法を修得するAFP認定研修を修了することで、AFP資格を取得できる。AFPは、より実務に役立つ知識とスキルを学ぶことで取得できるFP資格である。

「国家資格のFP技能士は、試験に合格すると更新はないので生涯にわたって持つことができる資格となります。しかし、金融商品を取り巻く市場は、規制緩和や経済のグローバル化などによって、常に変化しています。そのため、最新の知識やスキルを学び続けていかなければ、相談者に対して的確なアドバイスを与えることができません。また、相談者のすべての資産を把握する立場から、FPには高い職業倫理も求められます。そうした知識やモラルを含めた継続的な教育が義務付けられ、2年ごとに更新する資格が、AFPなのです」と加藤氏は説明する。

全国17万人の信頼のネットワーク

 2級FP技能検定に合格し、体系的かつ総合的な教育を受け、2年毎の更新に向けて最新の知識を学び、会員倫理規程の順守に誓約しているAFP資格者は、金融機関などで高い評価を得ているだけではなく、相談者からの信頼も厚い。また、日本FP協会では全国17万人のAFP・CFP資格者をサポートするために、FPジャーナルという会報を毎月送付し、会員ホームページでの継続教育テストや各種のFP関連情報を提供している。さらに、各都道府県にある支部が主催する研修会や交流会への参加に、FPが自主的に開催する勉強会(スタディ・グループ)への参加も促している。

 こうした取り組みの一環として、11月12日に東京都の足立区生涯学習センターにおいて、AFP・CFP資格取得者と一般の方が参加できるスタディ・グループ(勉強会)が開催された。このスタディ・グループを主催している坂田卓也氏(AFP)は、「約2年前に足立区で開催されたFPフォーラムをきっかけとして、地域に根差したスタディ・グループを育てたくて、立ち上げました」と設立の背景を語る。「今回の学習テーマは、ライフプランとそれに基づき将来の収支を予測するキャッシュフロー表の作成と活用法を相談者にどのように説明をすれば効果的に伝わるか、です。ライフプランとキャッシュフロー表の作成は、ファイナンシャル・プランニングを行う上で基本であり、30名超が参加しグループに分かれて活発なディスカッションを繰り広げていました」と坂田氏。実践的な学習の場として参加者からも好評を得ている様子であった。

 立ち上げの当初から、積極的に参加しているAFP資格者の金谷駿氏は、参加の意義について「私は保険会社で営業の仕事をしていますが、お客様に保険を含めたライフプランを提案するときに、FPの資格を持っていないと仕事にならないほど、重要です」と語る。また、信用金庫に勤めるAFP資格者の猪瀬陽介氏も「私がAFP資格を取得したのは、以前の職場から金融関係の仕事にキャリアアップを図るためでした。AFP資格を持っていることが評価されて、現在の信用金庫に転職できました」と成果を話す。

 坂田氏はスタディ・グループの3つの理念について、「参加した人たちの成長と、異なるスキルを持つFP資格者との交流、そして各自のビジネスにつながること」と話す。その理念の通り、実際に金谷氏は「このスタディ・グループで知り合った他の専門知識を持つAFPの方に協力していただいて、私のお客様の課題を解決したこともあります。また、そうした専門家との人的なネットワークを持っていることで、私もお客様からの信頼を高められます」と評価する。

さらに金谷氏も猪瀬氏も、CFP資格取得を目指して日々の努力を続けている。「CFP資格取得を目指す上でも、2級FP技能検定に合格して研修を受ければ得られるAFP資格は重要です。ここから、CFPになると、CFP資格と並ぶ最難関のFP資格である1級FP技能士の学科試験を免除することができるので、メリットがあります。また、日本FP協会から送られてくるFPジャーナルなどの情報は、とても役に立っています。まだ一課目しか合格していませんが、これからもCFP資格を取得するために、頑張っていきます」と猪瀬氏は抱負を語った。

【用語解説】AFPとCFP

 AFP資格は、20年以上の歴史を誇り、日本国内で幅広く普及している日本FP協会認定のFP資格。

 CFP資格は、世界24か国・地域で導入されている世界共通水準のFP資格であり、国際CFP組織FPSBとのライセンス契約の下に、日本では日本FP協会が認定。

AFP資格に関する詳しい情報はこちら

(提供:日本FP協会)

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