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【話の肖像画】作曲家・服部隆之(4)幸運の連鎖で続けてこられた

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【話の肖像画】
作曲家・服部隆之(4)幸運の連鎖で続けてこられた

ピアノの前で曲作り(本人提供) ピアノの前で曲作り(本人提供)

 〈パリ国立高等音楽院を修了し、昭和63年に帰国。最初の仕事はさだまさしさんのアルバムだった〉

 さださんとは家族ぐるみでお付き合いがあって、僕が留学するときに「日本に帰ってきて1発目の仕事は俺だからな」と約束してくれていたの。63年の夏に、「アルバムを作りたい」という話をいただいたので、ぜひ、と帰国してお手伝いをしたのです。

 自分で言いますが、「親の七光」以外の何物でもないですよね。初めの仕事がさだまさしさんのアルバムですよ。後になってさださんに「なぜ僕に声を掛けたんですか」と聞いたら、彼も「血筋」と言っていました。競馬をするときにサラブレッドの馬券を買うように「俺はサラブレッドに賭けたんだ」と。2世や3世の恵まれているところは、メジャーな仕事が最初に来るところ。非常に幸せだと思います。

 平成元年の秋からは、フジテレビ系で放送されていた「夜のヒットスタジオ」の音楽監督をしました。そこからちょこちょこアーティストのアレンジを手伝うようになりました。織田裕二さん主演のドラマ「お金がない!」が僕の最初の連続ドラマの仕事でした。そこから本木雅弘さん主演の「最高の片想い」、そして7年の松本幸四郎さん主演の「王様のレストラン」で三谷幸喜さんと初めて一緒に仕事をしました。それから三谷さんとは映画も2本くらいやって、三谷さんオリジナルのミュージカルも一緒にやって、「新選組!」をやって…。「王様のレストラン」以来、三谷さんと仕事することは結構多かったですね。

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