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【囲碁電王戦 国内最強ソフトvsトップ棋士】第3局(2) 嵐の前の静けさ

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【囲碁電王戦 国内最強ソフトvsトップ棋士】
第3局(2) 嵐の前の静けさ

囲碁ソフト「DeepZenGo」と対局する趙治勲名誉名人(右)=23日午後、東京都千代田区(春名中撮影) 囲碁ソフト「DeepZenGo」と対局する趙治勲名誉名人(右)=23日午後、東京都千代田区(春名中撮影)

 国内最強とされる囲碁の人工知能「Deep Zen Go」と、歴代最多74タイトルの趙治勲(ちょう・ちくん)名誉名人(60)が対局する第2回囲碁電王戦の第3局が23日、東京都千代田区の日本棋院で行われている。1勝1敗のタイで迎えた注目の第3局も、いよいよ終盤へと差しかかってきた。

トッププロがうらやむ

 70手を超え、石が左辺にもいきわたり始めた。ニコニコ生放送で解説を務める井山六冠は「ちょっと予想のつかない場所に打ってきますね」とZenの打ちぶりを表現する。同じようなことを、趙名誉名人も第2局後に語っていた。「人間なら(反撃されることを想定して)怖くて打てないところに、コンピューターは平気で打ってくる。気づかないもん」と。計算が速い、疲れないことともに、感情がないことも強さの秘けつのよう。

 今年3月にZenは小林光一名誉棋聖相手に、3つの石を先に与えてもらった有利な状況で勝利している。そこから半年。井山六冠はニコニコ生放送の解説中に「(強さの発展度合は)うらやましいですよね。別人…いや別物です」と、先の伊田八段と同じ感想を述べていた。「打ってみたいか?」と聞き手の吉原由香里六段に尋ねられると、「結果は別として、興味はありますね。見ただけの感じと、実際に打った感じは違うと思うので」。まだまだ強くなりそうと追い打ちをかけられると「打つなら早いほうがいいですね」とも。

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