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慢性疲労症候群 代謝物質に変化…仕組み解明へ

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慢性疲労症候群 代謝物質に変化…仕組み解明へ

 ◆エネルギー不足

 今回、診断の指標になり得る特徴的な体内代謝の変化を見つけたのは、大阪市立大、理化学研究所、関西福祉科学大などの共同研究グループ。患者47人の血液に含まれる代謝物質を解析し、症状のない46人と比較した。

 その結果、細胞のエネルギーを作り出す代謝の過程で、「ピルビン酸」という物質を基に形成される「イソクエン酸」のピルビン酸に対する濃度比が、症状のない人よりも低いことが判明。代謝が進まないことによるエネルギー不足が、疲労につながっている可能性が高いという。

 研究グループの山野恵美・大阪市大特任助教は「代謝物質のデータをさらに詳しく調べ、血液検査による客観的な診断手法の確立、治療法の開発を進めていきたい」と話す。

 また研究グループは平成26年、CFSの患者の脳を陽電子放射断層画像法(PET)という画像診断法を使って調査、症状のない人に比べて脳内に炎症が広がっていることを突き止めた。炎症が起きた視床など脳の部位によって認知機能の低下や抑鬱などの神経症状と関係があるという。

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