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ロンドンの秋彩るオープンハウス 芸術文化プロデューサー・柳沢晶子

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ロンドンの秋彩るオープンハウス 芸術文化プロデューサー・柳沢晶子

オープンハウスで公開された、ロンドン五輪を記念して建てられた展望台「アルセロール・ミッタル・オービット」(C)Open City オープンハウスで公開された、ロンドン五輪を記念して建てられた展望台「アルセロール・ミッタル・オービット」(C)Open City

 ロンドンでは秋になると「オープンハウス」が行われる。普段は入れないような歴史的な建物や文化施設、住宅などが公開され、市民が思い思いに楽しむ。今年で24回目となるオープンハウスを、ロンドン在住の芸術文化プロデューサー、柳沢晶子さんがリポートする。

                   

 ロンドンの街では毎年9月第3週の週末2日間、「オープンハウス・ロンドン」というイベントが開かれる。今年は市内のほぼ全域で計750の歴史的、建築的に価値の高い建物や施設が無料で一般公開された。

 王立裁判所や英国外務省、財務省からジョージア・ビクトリア朝の古い建物を改装した一般住宅、学校、ホテル、病院、広場、ゴミ処理場まで対象になる。希望者の多い首相官邸やシティーの高層ビル、地下鉄新線の工事現場、オリンピック・パークを自転車で巡るツアーは抽選となった。

 ロンドン中心街、キングスクロス駅の北側に再開発中の一帯も公開された。ビクトリア時代(1837~1901年)は貨物輸送の要所として繁栄したが20世紀初めに衰退、見捨てられた荒れ地となって久しかった。21世紀に入り再開発プロジェクトで27ヘクタールの広大な土地に住居、オフィス、教育機関、文化・商業施設、複数の広場を建設中だ。

 13棟の穀物倉庫、車庫、石炭小屋は外壁をオリジナルのまま残して、有名美術大学のキャンパスやギャラリーに変身。新しいビルには世界的インターネット企業「グーグル」のイギリス本社が移転するなど、最先端スポットになりつつある。

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