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【囲碁電王戦 国内最強ソフトvsトップ棋士】第2局(2) 人工知能が優位に

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【囲碁電王戦 国内最強ソフトvsトップ棋士】
第2局(2) 人工知能が優位に

人工知能は楽観派か正確か

 囲碁電王戦を主催するドワンゴがインターネット配信するニコニコ生放送でこの日、解説を務めたのは高尾紳路名人。今月3日、井山裕太七冠(当時)から名人を奪取したタイトルホルダーだ。前日の第1局も観戦したうえでの感想は「対局したいとは思わない」とのこと。「あっちに打って、こっちに打ってと一貫性がない。そういうタイプと打つのは苦手」と話す。

 100手をすぎたあたりで、「Deep Zen Go」が考える自身の評価値が70で、趙名誉名人については30とたたき出した。Zenが自分のほうが有利と考えて、手を進めているという認識だ。

 ただ、高尾名人も「どちらかというと、黒(Zen)を持ちたいかな」との判断。第1局と同様、中盤までは人工知能が優位な状況を作り出しているよう

複雑な心境

 Zenの指示に従い着手する加藤代表は第1局のあと、複雑な心境を吐露していた。

 「勝ちたいし勝つと思っていたが、果たしてチクン先生にコンピューターが勝っていいものかどうか…と途中で考えていましたよ」

 終盤に悪手が出たこともあり、Zenは逆転負け。「修正できるところは修正して臨みたい」と話していた加藤代表。

 ニコニコ生放送に出演した立会人の王銘●(=王へんに腕のつくり)九段は「Zenはディープラーニングを採用される以前のいちずな打ち方、棋風が残っている。筋の悪い所をそぎ落とし、よいところをのばせば、(韓国のイ・セドル九段を破った)グーグルのアルファ碁に対抗できるのでは」と期待を込めていた。

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