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【ニュースの深層】日本人の遺骨たき火にくべたロシア人 でも、本当に悪いのは現地派遣の厚労省職員 シベリア抑留遺骨誤焼却問題

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【ニュースの深層】
日本人の遺骨たき火にくべたロシア人 でも、本当に悪いのは現地派遣の厚労省職員 シベリア抑留遺骨誤焼却問題

 ロシア人が暖を取るため、日本人の遺骨の入った袋をたき火にくべるという不届きな事態が明らかになった。先の大戦後にシベリアに抑留された日本兵らの遺骨を収集する作業の中で起きた不祥事。しかし、関係者によく聞いてみると、作業に携わったロシア人の中には葬儀の専門業者もおり、遺骨に尊重の念を抱いていた。そもそも袋の中に遺骨が入っていたことを知らなかったようだ。責められるべきはむしろ、現地に派遣された厚生労働省の職員だった。(天野健作)

ごみと一緒に火に投入

 10月中旬、ロシア極東のハバロフスク地方は寒かった。

 テント付近で作業をしていた約10人のロシア人は、ごみなどを集めてたき火をしていた。今年の遺骨収集作業は最終段階に入っており、周囲を清掃して後片付けするためにも、とにかく燃える物をどんどん火にくべていった。テントの机の上にあった袋も、躊躇(ちゅうちょ)なく投げ入れた。

 後悔先に立たず-。その袋の中にあったのは、遺骨61柱から採取した検体。厚労省によると、焼却された検体は、身元確認のためDNA型鑑定を行う予定だった歯の一部などだった。

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