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【将棋ソフト不正使用疑惑】不正の〝一手〟対応遅れ 計算能力向上に揺れる将棋界

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【将棋ソフト不正使用疑惑】
不正の〝一手〟対応遅れ 計算能力向上に揺れる将棋界

 トップ棋士の三浦弘行九段(42)が対局中にソフトを不正使用した疑惑が浮上し、将棋界が揺れている。日本将棋連盟は近く弁護士を中心とした調査委員会を設置して疑惑解明に乗り出す方針だが、問題の背景にはプロ棋士を脅かすほどに進化したソフトへの対応の遅れもありそうだ。

 今月12日、連盟は竜王戦の挑戦者に決まっていた三浦九段が出場しないと発表した。夏ごろから対局中に不自然な離席が目立ち、スマホなどによる将棋ソフト不正使用の疑いが浮上。意向のあった休場届が期限までに出されなかったとして年末までの出場停止処分を決めた。三浦九段は疑惑を否定し、反論の声明を発表した。

指し手に違和感

 ただ、三浦九段以外との対局でも棋士たちは疑心暗鬼に陥っている。「離席して戻ってきた後の指し手がガラリと変わった」。ある実力者は最近対戦した棋士の豹変(ひょうへん)ぶりを語る。プロは、相手の指し手の特徴や個性も考慮に入れて自分の手を考える。「だから相手が棋風に合わない手を突然指し始めると、おや?と思う」。この一手で形勢不利になった実力者はこの勝負を落とした。

 別のベテラン棋士も「めったに席を立たない人が最近、頻繁に離席するようになった」と不信を明かす。連盟には、複数の棋士の疑惑を指摘する声が届いているという。

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