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宮内庁幹部「言葉の裏側を連想されたのでは」 皇后さま82歳ご回答文書

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宮内庁幹部「言葉の裏側を連想されたのでは」 皇后さま82歳ご回答文書

皇居・宮殿の南庭で、天皇陛下の腕を取って寄り添われる皇后さま=5日(宮内庁提供) 皇居・宮殿の南庭で、天皇陛下の腕を取って寄り添われる皇后さま=5日(宮内庁提供)

 82歳の誕生日に先立ち、天皇陛下のご意向を「生前退位」との表現で報じた新聞報道について「衝撃」「驚き」「痛み」などの言葉で振り返られた皇后さま。宮内庁幹部は「初めて『生前退位』という単語に触れ、言葉の裏側に『死』を連想されたのではないか」と推し量った。

 陛下は8月のお気持ち表明より6年前の平成22年7月、「参与会議」の場ですでに退位への決意を打ち明けられ、皇后さまもその場に同席されていた。陛下は当時、「譲位」という言葉で説明されていた。

 このほか、宮内記者会の質問に対する回答文書では今年1月、天皇陛下とともにフィリピンでの戦没者慰霊を果たされたことを「心から感謝しています」と言及。戦後、フィリピン側が「憎しみの連鎖を断ち切るため」として、日本人捕虜を釈放したことに「改めて思いを致しました」と振り返られた。

 今夏のリオデジャネイロ五輪・パラリンピックについては「優れた運動選手が会心の瞬間に見せる姿の美しさには胸を打つものがありました」。一方、初の試みだった難民チームには「四年後の東京では、この中の一人でも多くが、母国の選手として出場出来ることを願わずにはいられません」との思いを寄せられた。

 また、最近心にかかることに駅での視覚障害者の転落死事故を挙げ「様々な観点から考察し、これ以上悲しい事例の増えぬよう、皆して努力していくことも大切」と訴えられた。

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