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【正論】反対の流派を排斥する教授、人事を決める有力者の意向…日本の研究環境に不安はないか 精神科医・国際医療福祉大学教授 和田秀樹

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【正論】
反対の流派を排斥する教授、人事を決める有力者の意向…日本の研究環境に不安はないか 精神科医・国際医療福祉大学教授 和田秀樹

和田秀樹氏 和田秀樹氏

 大隅博士が若手研究者に留学を勧めるのも、日本以外の研究環境を見ろという意味もあるのではないか? 山中氏も米国の研究環境に大きな影響を受け、日本での就職先を探したと述懐している。

 ゆとり教育などによる基礎学力の低下と少子化による入試の易化は、近年ノーベル賞を輩出している地方国立大学の学生の学力低下にも影響を及ぼしている。

 その中で優秀な人材を集める医学部が最も旧態依然としているのは、バイオテクノロジーの時代という観点からも問題だ。大学の研究環境システムの改善が日本の将来のために急務だと私は信じる。(精神科医・国際医療福祉大学教授 和田秀樹=わだ ひでき)

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