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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】ゲーセン・ヒーロー 集まっちまった悲しみに…

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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】
ゲーセン・ヒーロー 集まっちまった悲しみに…

ファンシーキャラたちに見守られながら、涅槃仏のように横たわるみうらさん ファンシーキャラたちに見守られながら、涅槃仏のように横たわるみうらさん

 そもそも集める気などなかったが結果的に集めてると言われても仕方ないほど集まってしまったモノ、それも収集癖の成せる技なのかいささか疑問である。

 それでも街に出るとつい、足がゲームセンターの方へ向き、気が付くと千円札を両替機に差し込み、握り締めた百円硬貨10枚を一つ、また一つとUFOキャッチャーのコイン投入口に落とし“なるほどな、ここは右の爪でヌイグルミのサイドを引っかけるべきか”などと、時には声まで出してプレイしてる自分。後1年ちょっとで還暦を迎えるという男にとってその現場は確実に浮いているが、そんなこと全く気にもしていないほど夢中なのである。

 フリー商売故に昼夜問わず、飲み屋の帰りもジャッキー・チェンの『酔拳』ならぬ酔キャッチャーでその腕をギャラリーに披露する。ハムスターやウサギ、柴犬(しばいぬ)やぐでたま、ありとあらゆるファンシーキャラをゲットしていく雄姿に拍手が巻き起こったこともある。そして、なかなか獲れなくて難儀してる親子連れを見れば近寄って、「これ、どうぞ」と、ヌイグルミを差し出すゲーセン・ヒーローでもある。

 こんなに上達したのには理由(わけ)があって、かつては五百円でやめてたところを千円、さらには三千円と、獲れるまで湯水の如く金をつぎ込む作戦に切り替えたからだ。

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