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人気の常緑の針葉樹「ゴールドクレスト」 温度に気をつけて育てて

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人気の常緑の針葉樹「ゴールドクレスト」 温度に気をつけて育てて

鮮やかな緑色が美しく人気が高い「ゴールドクレスト」=東京都練馬区の園芸店「オザキフラワーパーク」 鮮やかな緑色が美しく人気が高い「ゴールドクレスト」=東京都練馬区の園芸店「オザキフラワーパーク」

室外機から離して

 ゴールドクレストは寒さには強いが、暑さや湿度に弱い。実は高温多湿の日本の夏にはなじみにくい植物だ。秋田さんは「特に西日には要注意。木が熱せられ、細かい枝葉がびっしりと密になっている奥まった部分に熱がこもって、傷みやすい」と指摘する。

 日に当てる時間は1日数時間でいい。日光で暖まった鉢からの熱が伝わるのを防ぐため、鉢を2重にし、外側の鉢と内側の鉢の間に軽石を敷き詰めると効果的という。

 庭木として植える場合は、日当たりがよく、水はけのいい場所を選ぶ。ただ外でも西日を避けるため、西からの日差しを遮ってくれる暑さに耐性のある樹木を隣に植えるといい。こまめに不要な枝葉を間引く剪定(せんてい)を行い、熱がこもらないようにする必要もある。

 また、乾燥にも注意が必要だ。戸外やベランダで育てるときには、エアコンの室外機の近くに植えたり、鉢を置いたりしないようにする。乾いた風に木の水分が奪われてしまうからだ。

鉢のサイズに注意

 鉢で育てる場合は、木の成長に合わせて鉢のサイズを徐々に大きくしていくことが重要だ。木の大きさに合わない小さな鉢を使うと、鉢の容量に対して根の量が増えすぎて、土からの栄養の吸収や保水力が低下してしまう。

 「鉢の底に根が見えるタイミングを目安に植え替えをし、その際に、鉢を一回り大きいものに交換するとより安定して育てられる」と秋田さんは話す。

 また、育て始める前には、高さの管理にも気を付けたいところだ。

 「手入れをしないまま放置すれば、好き勝手に成長してしまう」。樹木医の坂元博明さんはそう指摘する。

 ゴールドクレストは庭木で育てた場合、10メートルを超えることもある。大きくなり過ぎると手入れが難しくなる。植える場所には十分に注意し、植樹する前に高さをあらかじめ決めておく。決まった高さまで育ったときに幹を切る「芯止め」を行えば、それ以上は大きくならない。

 坂元さんは「戸建て住宅の庭や、マンションのエントランスなど、場所によって必要な高さは異なるだろう。それぞれの目的に応じて、熟考したうえで育ててもらいたい」とアドバイスしている。

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