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【生前退位】被災者ら有識者会議の行方見守る 「丁寧に」「長引けばご心労」

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【生前退位】
被災者ら有識者会議の行方見守る 「丁寧に」「長引けばご心労」

天皇陛下の生前退位をめぐる有識者会議の初会合に臨むメンバーら=17日午後、首相官邸(桐原正道撮影) 天皇陛下の生前退位をめぐる有識者会議の初会合に臨むメンバーら=17日午後、首相官邸(桐原正道撮影)

 天皇陛下が意向を示されている「生前退位」への対応などを検討する政府の有識者会議が17日、始まった。「ご意向を早期に実現すべきだ」「退位ではなく摂政の設置を」。8月の陛下のお気持ちご表明以降、さまざまな立場から議論が交わされる中、有識者会議はどのような結論を導くのか。陛下が心を寄せられてきた先の大戦の生還者や遺族、東日本大震災の被災者も行方を見守っている。

 今年1月、両陛下は先の大戦で激戦地となったフィリピンを公式訪問し、「比島戦没者の碑」に供花された。現地で両陛下からお声がけを受けたレイテ島の戦いの生還者、松本実さん(95)=東京都新宿区=は「私自身がいろいろなことをするのが難しくなり、娘に任せていることも多い。高齢となった陛下にも、摂政であれ、法律の改正であれ、楽をしていただきたい」と話す。

 戦後70年の平成27年に両陛下が戦没者慰霊で訪問されたパラオ共和国で遺骨収集を続ける「水戸二連隊ペリリュー島慰霊会」事務局長の影山幸雄さん(71)=水戸市=は「次代の方がお若いうちに継承できる形を望まれるお気持ちも理解でき、恒久的な制度改正もあってよいと思う。ご本人のお気持ちを考慮し、丁寧に検討してほしい」という。

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