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【世界文化賞】シンディ・シャーマン氏(絵画部門)「芸術のノーベル賞、大変光栄」

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【世界文化賞】
シンディ・シャーマン氏(絵画部門)「芸術のノーベル賞、大変光栄」

受賞者個別懇談会で記者団の質問に応じるシンディ・シャーマン氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(三尾郁恵撮影) 受賞者個別懇談会で記者団の質問に応じるシンディ・シャーマン氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(三尾郁恵撮影)

 「私がアーティストとして学んだ最も重要な教訓は、これだ、という人々のコミュニティーを見いだすことです。それは似たような感受性を持ち、視覚的に同じような物を好み、あるいは政治的なことでさえ同じようなものを良しとする人たちのコミュニティーです。それを見いだして、そこの一員となることです。

 私の場合、ニューヨークに移住したとき、幸運にもギャラリーで受付の仕事を得ることができ、そこで私同様の大勢の若いアーティストたちと会うことができました。私はこのことを大変重要だと考えています。ただ単にたくさんの人と会ったというだけでなく、多くのアート作品を見ることができたのが助けになりました。これはやってはいけないぞ、ということも教えられることがあるからです。

 たとえ非常にひどいテレビ番組や広告であっても、それが時として重要なものになったり、影響力を持つことがあるので、できるだけ多くの作品を見ることは重要です」

 --新作は往年のスター女優が年を取ったらどういうふうになったか、というものだが、そのアイデアはどこから

 「新作については、最初からこれを作りたい、と思ってできたものではなく、いろいろやろうとしていた過程の中で発生してきた、と言う方が当を得ているかもしれません。

 一つには私自身、年を取ってきたという否定できない事実があります。もう一つは、1920年代のメーキャップやスタイルの、目の周りを真っ黒にしたり弓のように誇張した唇の描くなど、やりすぎな部分にある意味で魅了されています。実験的にやり始めて、実際に出てきた画像を見た結果が、それらのシリーズにつながっていったのです」

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