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【世界文化賞】シンディ・シャーマン氏(絵画部門)「芸術のノーベル賞、大変光栄」

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【世界文化賞】
シンディ・シャーマン氏(絵画部門)「芸術のノーベル賞、大変光栄」

受賞者個別懇談会で記者団の質問に応じるシンディ・シャーマン氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(三尾郁恵撮影) 受賞者個別懇談会で記者団の質問に応じるシンディ・シャーマン氏=17日午後、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京(三尾郁恵撮影)

 --さまざまな表現形式がある中で、どうして写真という表現手段に到達したのか

 「子供の頃から、いつも何かを作り出したいと考えていて、絵の具やクレヨンなどを使って実験的なことを行ったり、地下室で何かを作ったりしていました。だから大学に入って美術を専攻するというのは、私にとって自然な流れでした。

 そこで写真技法が必修科目だったのですが、最初は落第してしまい、再履修することになってしまいまして。そのとき先生から、『カメラの操作技術だとか撮影術だとかは気にしなくていい。写真は発想だ』と助言されたんです。そこでアイデアの重要性を認識し、じゃあ写真をやってみようかと思うようになりました」

 「また当時、おもしろ半分で別のキャラクターになりきってメーキャップをしたりもしていました。それは自分では芸術のつもりもなかったのですが、アートの形として記録してみたら、と示唆してくれる人がいました。そのときちょうど写真の勉強をしていたものですから、自分自身にカメラを向けてみたらという友人の言葉が一つのきっかけとなり、この道に入ることになったのです」

 --何かになりきっているときに、内面ではどういう変化が起きているか

 「私が誰かのふりをするとき、自分自身が変貌していくように感じているわけではありません。そういう意味では、役を演じる俳優とは違うと思います。その人になりきる、という感覚を持つわけではありません。

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