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【タイ国王死去】服喪一色に染まったバンコク「見守ってくださり、ありがとうございました」頭垂れる国民

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【タイ国王死去】
服喪一色に染まったバンコク「見守ってくださり、ありがとうございました」頭垂れる国民

タイのプミポン国王の遺体を乗せ、王宮に向かう車列を見守り嘆き悲しむ市民ら=14日、バンコク(ロイター) タイのプミポン国王の遺体を乗せ、王宮に向かう車列を見守り嘆き悲しむ市民ら=14日、バンコク(ロイター)

 【バンコク=吉村英輝】プミポン国王の死去から一夜明けた14日、タイの首都バンコクの街は悲しみに包まれた。テレビは生前の国王をしのぶ番組を繰り返し放映し、電光掲示板の宣伝も白黒に変わるなど、服喪一色に染まった。王宮へと遺体を運ぶ車列を見送ろうと炎天下の中、沿道には多くの人々が詰めかけた。

 沿道では車列が通る数時間前から、喪服姿の市民が国王の肖像画などを掲げていた。白バイに先導され、遺体をのせた銀色のワゴンが通り過ぎると、市民は一斉に頭を下げ、涙を流しながら手を合わせ、国王に最後の別れを告げていた。

 「国王を愛し、慕う気持ちは誰もが一緒。『これまで私たち国民を見守ってくださり、ありがとうございました』と、声をかけてお見送りした」。40代の女性が静かに述べた。

 首都以外でも、国王逝去を悼んで自粛ムードが広がる。北部チェンマイ市内で飲食店を営業する女性(42)は、「客の入りは通常通りだが、当局の要請で30日間は音楽を流さない」という。毎年11月に行われるローイクラトン(灯籠流し)などが中止され、観光利益の減少が懸念される。

 マレーシア国境のナラーティワート県の自営業の男性(61)は「仏教徒も、私たち深南部のイスラム教徒も悲しみの度合いは変わらない。今年は国王の在位70年で、今後も末永くと思っていたのに残念だ」と悔やんだ。

 この男性によると、当局からの要請は特になく飲食店も普通に開いているが、市民は自主的に行動を控えており、市内は閑散としているという。タイでは、イスラム過激派の関与が疑われる爆弾テロが続いているだけに、国王の死去に乗じた社会混乱に当局は神経質になっている。

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