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【万象】生きた化石 温暖化に翻弄される鳥

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【万象】
生きた化石 温暖化に翻弄される鳥

富山・立山連峰のライチョウ=立山町 (桐山弘太撮影) 富山・立山連峰のライチョウ=立山町 (桐山弘太撮影)

 2万年前の氷河期の終わりごろ、陸続きだったユーラシア大陸から渡ってきたライチョウは「氷河期の生き残り」といわれる。その後の地球温暖化による海面上昇で、大陸から離れた日本に取り残された。寒冷な気候を好むため、南北アルプスをはじめとした標高2000~3000メートル級の高山帯に追いやられた格好で生きている。

 生息数は1980年代の国の調査で3000羽だったが、2000年代には2000羽以下に減少。さらなる温暖化の影響で生息地が縮小している上に、シカやサルなどの外敵が入り込んできたからだ。国は人工繁殖による保護に乗り出し、絶滅の回避を目指している。(壽)

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