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塩分の取り過ぎは高血圧の原因… 「食塩相当量」表示増える 正しく理解し減塩に活用を

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塩分の取り過ぎは高血圧の原因… 「食塩相当量」表示増える 正しく理解し減塩に活用を

 塩分量の表示を食塩相当量とすることは、日本高血圧学会が消費者庁や厚生労働省に要望していた。通常、減塩目標は食塩相当量で示され、医療機関などでは、それに合わせて栄養指導が行われる。ナトリウム表示では、ナトリウム量から食塩相当量に換算する必要があり、分かりにくいとの声が多かった。同学会減塩委員会委員長で、製鉄記念八幡病院の土橋卓也院長は「消費者が自ら換算するのは事実上困難。ナトリウム量を食塩相当量と誤認すると、かえって食塩の過剰摂取につながるおそれがある」と指摘する。

 実際、消費者庁が26年、6千人を対象に実施した栄養表示に関する調査では、ナトリウム1千ミリグラム(1グラム)を同量の食塩相当量と誤認していた人は62・7%に上り、正解(2・5グラム)は3・9%しかいなかった。

 塩分の取り過ぎは高血圧の原因となり、脳梗塞や心筋梗塞など心血管疾患となるリスクを高める。健康のために国が目標とする食塩摂取量は、成人で1日当たり男性が8グラム未満、女性が同7グラム未満。しかし、26年の国民健康・栄養調査では男性の摂取量は1日当たり10・9グラム、女性は同9・2グラムといずれも目標を上回っている。土橋院長は「減塩には、食品から取る食塩量を適切に把握できる環境が必要。食塩相当量が表示されることで、減塩への意識も高まるのでは」と期待を寄せる。

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