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「わたらせ渓谷鉄道」土木遺産に 群馬県内12件目、県境越す施設は関東初

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「わたらせ渓谷鉄道」土木遺産に 群馬県内12件目、県境越す施設は関東初

渡良瀬川にかかる橋長56.45メートルの「第一松木川橋梁」(県桐生みどり振興局提供) 渡良瀬川にかかる橋長56.45メートルの「第一松木川橋梁」(県桐生みどり振興局提供)

 土木学会(東京都新宿区)は、現存する歴史的な土木構造物を顕彰する平成28年度の土木学会選奨土木遺産に、桐生市と栃木県日光市を結ぶ「わたらせ渓谷鉄道」とそれを支える橋やトンネルなど14施設を認定した。県内では12件目で、県境を越える施設の認定は関東で初めて。同鉄道では今後、認定を記念したモニターツアーを実施するなどPRを図る。 

 今回認定されたのは、100年以上の歴史を持つ「わたらせ渓谷鉄道」と同鉄道が通る橋やトンネル、駅舎の計14施設。渡良瀬川にかかるイギリス製の橋「第一松木川橋梁(きょうりょう)」(栃木県日光市)や土砂・雨水が鉄道に入らないよう渡良瀬川に流す役割を持つ「手振山架樋」(みどり市)のほか、昔の面影が残る上神梅(かみかんばい)駅、神戸(ごうど)駅などが含まれる。

 桐生土木事務所の松岡利一所長によると、「絹に続いて当時の日本の発展を担った足尾銅山を物流面で支え、今も運行されているという同鉄道の特徴が評価された」といい、土木学会は認定理由を「近代日本の、銅輸送の根幹を担った足尾鉄道草創期の息吹と情趣を伝える施設で、地域コミュニティーの要として継承される土木遺産」としている。

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