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茨城県北芸術祭 海山の恵み、地域が持つ素朴で力強い魅力

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茨城県北芸術祭 海山の恵み、地域が持つ素朴で力強い魅力

森山茜「杜の蜃気楼」=茨城県日立市の御岩神社 森山茜「杜の蜃気楼」=茨城県日立市の御岩神社

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 そもそも茨城県は早くから、炭鉱や銅鉱山、工業が発展するなど日本の近代化を支えてきた地域。戦後は「筑波大をはじめ、さまざまな研究機関があり、科学技術とも深い関係のある地」と同芸術祭の南條史生・総合ディレクターは指摘する。「自然、科学技術、人間性の統合を可能にするのがアート」だという。

 象徴的なのが、茨城県天心記念五浦美術館(北茨城市)でテクノロジーを駆使する集団、チームラボが披露した新作だ。お茶をたてると茶碗(ちゃわん)の中に色鮮やかな花が現れては消えるデジタルアート。『茶の本』を著わした岡倉天心ゆかりの館で、極小の世界から広がる宇宙を表現してみせた。

 雨後のタケノコと揶揄(やゆ)されるほど全国各地で増殖している芸術祭だが、地域の盛り上がりや観光客増加など効果を実感できる前に、一回きりで終わる例も多い。KENPOKUも次回は未定というが、南條さんは「2、3回と続けていけたら成果となり得る」と継続への意欲を示した。

                   

 11月20日まで。作品鑑賞パスポート(当日)は一般2500円。問い合わせは同芸術祭実行委員会現地事務所(電)0294・72・1121。

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