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食と口腔の地域づくり フレイル予防「老いることの意味を問い直す」

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食と口腔の地域づくり フレイル予防「老いることの意味を問い直す」

「老いることの意味を問い直す」 「老いることの意味を問い直す」

 「胃瘻(いろう)にはなりたくない」と言う人は多いが、「胃瘻にならないための地域の取り組み」は実は立ち遅れている。

 良い状態で老いるには、身体だけでなく、食・口腔(こうくう)を含めたフレイル(虚弱な状態)をどう予防するかが重要だ。そう指摘する1冊「老いることの意味を問い直す」(クリエイツかもがわ・2200円+税)が出版された。

 監修は、在宅医療に携わる新田國夫医師。訪問歯科診療や地域づくりに携わる実践家らの協力も得て、具体例も盛りだくさんだ。

 同じチームによる前著「食べることの意味を問い直す」(クリエイツかもがわ)では、摂食嚥下(えんげ)に焦点をあてた。今回は、食・口腔から見た「オーラルフレイル」が焦点。

 新田医師は「食べることの意味を問うことは、実は、人生の最終段階に至る前に多く出現している」と指摘する。そもそも、高齢者の食生活が単調になっていないか、孤食になってはいないか、との指摘だ。運動や社会参加も含めた取り組みがフレイル予防だとの指摘は斬新だ。

 「フレイル予防は、総合知によるまちづくり」だという。80歳で20本以上の歯を保つ「8020(ハチマルニイマル)」運動は浸透した。次は、オーラルフレイル予防の浸透が望まれる。

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