産経ニュース

【化血研事業譲渡】塩崎恭久厚労相もついにブチ切れた 「胸に手を当てて考えろ!」 「患者の命」盾に存続を模索するあざとさ

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【化血研事業譲渡】
塩崎恭久厚労相もついにブチ切れた 「胸に手を当てて考えろ!」 「患者の命」盾に存続を模索するあざとさ

事業譲渡問題で揺れる化学及血清療法研究所 事業譲渡問題で揺れる化学及血清療法研究所

不信感払拭できず

 化血研は不正製造問題で1月、厚労省から過去最長となる110日間の業務停止命令を受けた。その後、理事長ら経営陣を一新。事業譲渡をはじめとした改革の緒についたはずだった。

 ただ、全国薬害被害者団体連絡協議会代表世話人の花井十伍(じゅうご)さんは今回、表面化した事業継続意向は「少なくとも8月時点で念頭にあったのではいか」とみる。

 薬害HIV訴訟の被告企業の1つでもある化血研は同月、理事長らが花井さんら薬害被害者団体と面談。化血研側は、改めて不正製造を謝罪した上で「患者を第一に考え、(HIV訴訟で和解した)3月29日を毎年、社内で反省をする日として、今後もずっとやっていきたい」と話した。花井さんが「事業譲渡するのではないのか」と問うと言葉を濁したという。

 花井さんは言う。「言葉では『患者が第一』というが、事業存続のため、患者や被害者を味方に付けようとしているだけではないのか。第一に考えているのはやはり社員であり、地元・熊本のことなのだろう。不信感は全く払拭されていない」。

 化血研は、塩崎氏や花井さんの言葉をどう受け止めるか。取材に広報担当者は「今はコメントすることはない」としているが、関係者は「胸に手を当てた」結果を注視している。

関連ニュース

【血液製剤不正製造】化血研、「寡占」おごり招く 苦渋の処分、ワクチン不足に懸念も

「ライフ」のランキング