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【ローカルプレミアム】信州大王イワナがいよいよ出荷 体長45cmで刺し身もOK 海なし県が「水産王国」になる日は近い?

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信州大王イワナがいよいよ出荷 体長45cmで刺し身もOK 海なし県が「水産王国」になる日は近い?

刺し身などの食用に適するまで大きく育った信州大王イワナ 刺し身などの食用に適するまで大きく育った信州大王イワナ

 先輩魚の信州サーモンは27年度、345トンを出荷した。価格に変動はあるものの、一般的に1キロ当たり1500円前後で取引される。収益が改善して事業継続のめどが立った業者も少なくない。文字通り県内養殖界の救世主となった。

 県は26年から、信州大王イワナの稚魚を県内養殖業者に供給している。2年を経て9月には最初の稚魚が体重1キロ、体長45センチ前後に成長し、“食べ頃”を迎える。今年度の出荷量は約6トン、約6千匹を予定する。

 「首都圏や関西圏に人気が広がる信州サーモンと同様に長野県だけのブランド魚となればうれしい。だがまだ数が少ない。市場評価を確立するためには通年で出してこそ価値があり、どのような形で流通させるか検討している」

 今年最初の稚魚を受け取った八千穂漁業(佐久穂町)の佐々木信幸代表はそう話し、先輩魚との相乗効果にも目を細める。

 「刺し身で白身の川魚は少なく、繊細で深みのある信州大王イワナは海の魚とは違うきめ細かさがあり、マリネやカルパッチョなどの洋食にも向く。赤身の信州サーモンと白身の大王イワナを合わせて売り込むことで取引の可能性はさらに広がる」

 今年度は9月下旬まで、体長6~7センチの稚魚約4万匹が木曽試験地から県内27の養殖業者に出荷される予定だ。県は当面、年間3万匹の市場提供を目指しており、「希少性がどう評価されるか、市場の反応が楽しみだ」(園芸水産課)としている。

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