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代々木競技場を世界遺産に 建築家らが推進団体発足

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代々木競技場を世界遺産に 建築家らが推進団体発足

国立代々木競技場の世界文化遺産への登録を目指す団体を結成し、記者会見する建築家の槙文彦さん(左)と隈研吾さん=21日午後、東京都文京区 国立代々木競技場の世界文化遺産への登録を目指す団体を結成し、記者会見する建築家の槙文彦さん(左)と隈研吾さん=21日午後、東京都文京区

 昭和39年の東京五輪を機に建設され、戦後日本の巨匠、丹下健三の代表作として知られる国立代々木競技場(東京都渋谷区)の世界文化遺産登録を目指す建築家らが21日、推進団体を発足した。名称は「代々木屋内競技場を世界遺産にする会」。世話人を務める槇文彦さんや隈研吾さんらが都内で会見した。

 同競技場は第1体育館と第2体育館で構成され、39年8月に完成。難度の高い「つり屋根構造」によるダイナミックな空間は、世界的に評価されている。

 丹下門下生で世話人代表の槇さんは、建物としての競技場の魅力を「人々が感動を共有できる祝祭性」と表現。「初めて中に入った時には息をのむような感動をおぼえた。建築はそれぞれの時代を最も雄弁に語る。近代建築の中で永久に残したいものがあるとすれば、それは代々木競技場」と語った。2020年東京五輪で使う新国立競技場を手掛ける隈さんも「20世紀の建築では他に例がないほど、デザインとエンジニアリング(工学)が高いレベルで統合された建物」と評価した。

 会の世話人・発起人には、安藤忠雄さんや伊東豊雄さんら著名建築家や文化人計35人が名を連ねている。2020年東京五輪までの登録を目指すが、世界遺産への推薦には国の重要文化財指定を受けることが条件。今後、競技場を管理運営者する日本スポーツ振興センターなど関連機関に連携を働きかけていく。

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