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【話の肖像画】PL学園野球部元監督・中村順司(1)休部は残念、復活に期待

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【話の肖像画】
PL学園野球部元監督・中村順司(1)休部は残念、復活に期待

PL学園野球部元監督・中村順司(門井聡撮影) PL学園野球部元監督・中村順司(門井聡撮影)

 〈高校球界屈指の名門、PL学園(大阪)が今夏限りで休部し、一時代の終焉(しゅうえん)を告げた。母校を率いて戦った16度の甲子園で8割5分3厘という驚異的な勝率をマーク。春夏通算6度の優勝も果たした。そんな希代の名将にも休部という決断には無念の思いがぬぐえない〉

 私が監督をさせてもらった時代はPL学園が最も輝いていた。それだけに休部は残念で仕方がないし、今でも信じられない。OBの一人として、野球部の復活を切に願いたいし、自分にできることがあれば何でも協力したい。学校側が「リセット」という言葉を使っているように、野球部をもう一度、作り上げていく余地は残されているのではないか。

 〈PL学園が誇る7度の全国制覇のうち6度は中村監督が率いた昭和55年秋から平成10年春までに達成された。監督として甲子園初出場・初優勝を果たした昭和56年春から、59年春の決勝で敗れるまでに甲子園で無傷の20連勝という記録も残した〉

 選手に恵まれたのひと言です。甲子園は私が選手として目指した場所であり、指導者になってからは子供たちを必ず連れていきたいと願ってきました。しかし、選手たちに「甲子園に行くぞ」とか「全国制覇を目指せ」とハッパをかけたことはない。私は勝敗に無頓着で、PL学園に入学してくる選手は黙っていても全国制覇に目標を置いている。私はただ野球を教えるのが好きなだけで、勝負師といえるような監督ではなかった。

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