産経ニュース

【桜の木が危ない!】成木をたちまち枯死させてしまう外来種クビアカツヤカミキリが不気味に住み家を広げている…マニアによる拡散も?

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【桜の木が危ない!】
成木をたちまち枯死させてしまう外来種クビアカツヤカミキリが不気味に住み家を広げている…マニアによる拡散も?

栃木県足利市で確認されたクビアカツヤカミキリ(増田勝弘さん撮影) 栃木県足利市で確認されたクビアカツヤカミキリ(増田勝弘さん撮影)

 全国の桜の名所に深刻な被害を与えている外来昆虫、クビアカツヤカミキリが不気味な広がりを見せている。4年前、愛知で確認以来、1都1府3県(東京、大阪、埼玉、群馬、徳島)で猛威を振るい、桃や梅などの果樹も食い荒らしているが、今年7月末、栃木県内でも初めて確認された。抜本的な駆逐が難しい中、昆虫マニアによる拡散も懸念されている。(宇都宮支局 川岸等)

 7月28日午後、栃木県足利市鵤木町(いかるぎちょう)の林で、昆虫愛好者の増田勝弘さん(76)はクヌギの幹に見慣れないカミキリムシを発見、写真に収めた。愛好者仲間に写真を送り、自らも調べたところ、クビアカツヤカミキリと判明し、同市環境政策課に連絡した。

 隣接する群馬県では既に茂林寺公園(館林市)や赤城南面千本桜(前橋市)などの桜が被害に遭っており、増田さんは「ついに栃木県にも侵入したか。影響が心配だ」と話す。栃木県立博物館の栗原隆学芸員(39)は「繁殖の有無は不明だが、個体が県内で確認されたのは初めて。他地域への拡散が懸念される」と指摘する。

 埼玉県草加市では3年前の夏、小学生が偶然、桜並木でこのカミキリを発見。埼玉県生態系保護協会が主体となり、市などと連携し調査、対策に力を入れる。食害で枯死した数十本の桜を伐採し、成虫の飛散と産卵防止のため、幹にネットをかぶせ、発見次第、捕殺している。今年に入り、国は薬剤注入をテストした。

続きを読む

このニュースの写真

  • 成木をたちまち枯死させてしまう外来種クビアカツヤカミキリが不気味に住み家を広げている…マニアによる拡散も?
  • 成木をたちまち枯死させてしまう外来種クビアカツヤカミキリが不気味に住み家を広げている…マニアによる拡散も?
  • 成木をたちまち枯死させてしまう外来種クビアカツヤカミキリが不気味に住み家を広げている…マニアによる拡散も?

「ライフ」のランキング