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子供の事故防げ 一人息子を水難事故で亡くした遺族の試み

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子供の事故防げ 一人息子を水難事故で亡くした遺族の試み

当時5才で亡くなった吉川慎之介君。母の優子さんと初めての二人旅のときの写真=香川県(撮影日:2011年9月24日、吉川優子さん提供) 当時5才で亡くなった吉川慎之介君。母の優子さんと初めての二人旅のときの写真=香川県(撮影日:2011年9月24日、吉川優子さん提供)

 事故や災害から子供の命を守ろうと、水難事故で5歳の長男を亡くした遺族が再発防止に取り組んでいる。東京都品川区の主婦、吉川優子さん(45)。一般社団法人吉川慎之介記念基金を設立して代表理事に就任し、シンポジウムを開催するなど情報発信を続けている。(高原大観)

今でも残る悔い

 吉川さんの一人息子の慎之介君は2012年7月20日、愛媛県西条市の加茂川で、水遊び中に亡くなった。一家は当時、同県に住んでおり、事故は慎之介君が通っていた私立の学校法人ロザリオ学園西条聖マリア幼稚園の宿泊保育中に起きた。

 1泊2日のこの保育では、川遊びが恒例となっていたという。この時は、教員8人で園児31人を引率。川で遊んでいたところ、急に水量が増え、園児4人が流された。慎之介君が亡くなり、2人が頭や腕に軽傷を負った。

 この事故では、当時の園長や教諭ら3人が業務上過失致死傷罪に問われ、今年5月30日に松山地裁が「上流域の天候を確認しないまま安易に増水などの危険性がないと軽信した」などとして園長に罰金50万円、ほかの2人に「過失はない」などとして無罪を言い渡した。

 吉川さんは「家で海や川に遊びに行くときは必ずライフジャケットを着けさせる習慣だった。あのとき注意しておけば…。今でも悔いは消えない」と当時を振り返る。

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