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メタンハイドレート利用に光 新潟大などが気泡回収技術 発電用燃料として活用へ

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メタンハイドレート利用に光 新潟大などが気泡回収技術 発電用燃料として活用へ

 新潟大と東京海洋大(東京都港区)を中心とする研究グループは、次世代のエネルギー資源「表層型メタンハイドレート」が眠る海底から、柱状に立ちのぼるメタンガスの気泡の柱「ガスプルーム」を回収する基礎技術を、佐渡島の沖合で実施した探査を通じて確立した。今回の成果を踏まえ、新潟大災害・復興科学研究所の福岡浩教授は「大規模な捕集システムで泡を船上に引き揚げ、発電用の燃料として使えるか確かめたい」としている。

 メタンハイドレートは天然ガスの主成分メタンと水が低温・高圧下で結晶化した物質で、海底の浅い部分にあるタイプが表層型と呼ばれる。調査船による探査は約1300万円の費用の一部を県が負担し、九州大と三菱ガス化学(東京都千代田区)も参加して3月に佐渡島の沖合で実施した。

 探査の結果、南西沖と北東沖でプルームを確認。多数見つかった北東沖では、水深150メートルと350メートルまでカメラ付きの無人探査機を降ろし、泡が出る様子を調べた。さらに大手テントメーカーの太陽工業(大阪市)が試作した円錐(えんすい)状の「捕集膜」を海底にかぶせ、泡を集めることに世界で初めて成功した。

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