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【台風10号】異例の左曲がりなぜ? 高気圧に挟まれ列島コース逆戻り

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【台風10号】
異例の左曲がりなぜ? 高気圧に挟まれ列島コース逆戻り

ひまわり8号から撮影された台風10号=29日午後5時(気象庁提供) ひまわり8号から撮影された台風10号=29日午後5時(気象庁提供)

 台風10号はいったん南西に向かってから“ブーメラン”のように東へ戻る異例の進路をたどった。例年と異なる気圧配置が迷走の原因だが、一時停滞した沖縄周辺で平年より高い海面水温の影響で勢力を拡大してかえってくる結果となった。

 台風10号は今月19日に関東地方の南方沖で発生し、列島西側の高気圧の縁を回る風で南西へ移動した。発生約1週間後まで沖縄周辺に停滞し、今度は南へ張り出してきた太平洋高気圧の縁を回る風で26日に東進を開始した。

 例年、8月は東から張り出した太平洋高気圧に列島は覆われ、台風は西へそれる。秋にかけて太平洋高気圧が衰退すると、台風は高気圧に沿って列島へ襲来するようになる。だが、今年8月下旬は太平洋高気圧が列島の東沖に位置し、大陸から張り出した別の高気圧との間に列島が挟まれる配置となっていた。

 さらに台風10号は、太平洋高気圧に沿って北上しつつ、西寄りに進路を変える。28日以降、寒気を伴い上空を回転する気流「寒冷渦」が生じ、北西へ向かう強い風が吹いたため、台風は東北地方を南東から北西に横断する見込み。北西へ向かう台風は「極めて異例」(気象庁)という。

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