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【ゆうゆうLife】「私、猿じゃないわ」 病院の身体拘束、どう減らすか 医師らの実践レポート

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「私、猿じゃないわ」 病院の身体拘束、どう減らすか 医師らの実践レポート

患者の身体拘束を減らすため、落ち着ける場所を増やそうと、ナースステーションのカウンターには塗り絵や写真を並べた=東京都調布市の調布東山病院 患者の身体拘束を減らすため、落ち着ける場所を増やそうと、ナースステーションのカウンターには塗り絵や写真を並べた=東京都調布市の調布東山病院

 ベッドから転落しないよう四肢を縛る、点滴を抜かないようミトン型手袋をはめる-。身体拘束は介護施設では原則禁止されているが、患者の状態が重く、治療を優先させる病院では「致し方ない」とされがちだ。だが、高齢患者には、身体拘束自体が元の生活への復帰を難しくする。減らそうと努める病院を取材した。(佐藤好美)

                   

猿じゃない

 東京都調布市の調布東山病院(83床)が、身体拘束を減らそうと意識し始めたのは3年前。医療安全推進室長の大熊るり医師は「ある高齢の入院患者の一言がカルテに記載されていた。病棟でそれを共有したのが、一つのきっかけだった」と振り返る。

 認知症で足腰のおぼつかない女性患者が1人で歩かないよう、ベッドの四方はぐるりと柵(サイドレール)で囲われていた。「四点柵」と呼ばれる身体拘束の一つ。ある夜、その中で、患者が看護師につぶやいた。「私、猿じゃないわ」

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