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日本人の減塩、依然進まず 食品・食生活の把握が先決

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日本人の減塩、依然進まず 食品・食生活の把握が先決

 塩(ナトリウム)の取り過ぎは高血圧の原因となり、動脈硬化から脳血管や心臓の疾患にもつながる健康の大敵だが、日本人の減塩はさほど進んでいないことが分かってきた。食文化が変化し、原因とされたみそ汁や漬物だけの問題でなくなったらしい。どうしたら減塩が根付くのか、関係者は原因となる食品、食生活の実態把握が先決だとして調査。年代別に違う取り組みが必要なことや食習慣に原因があることを明らかにし、戦略を練り直している。

目標にほど遠く

 東京大の佐々木敏教授(栄養学)は「日本で何からどのくらいの塩を取っているか、実態把握が遅れていた」と話す。

 平成26年の国民健康・栄養調査では食塩の摂取量は1日当たり10・0グラム。16年の11・2グラムから減ってはいるが、あくまで食事の記録に基づく数字だ。1日の摂取エネルギー量はここ40年で15%以上減っており、食事が減った分だけ塩も減ったと考えれば、減塩習慣は根付いていない。

 佐々木さんは25年、全国の栄養士と協力し、健康な人の同意を得て連続24時間の尿を2回ためてもらい、ナトリウム排出量を正確に測った。摂取量を知る最も厳密な手法だ。併せて4日分の食事を小皿のしょうゆに至るまで詳細に記入してもらい、食べ物ごとに摂取量を割り出した。

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