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魯山人ゆかりの品も 老舗料亭「福田家」お宝オークションが活況 落札額1417万円

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魯山人ゆかりの品も 老舗料亭「福田家」お宝オークションが活況 落札額1417万円

 北大路魯山人など数々の文化人が通ったことで知られる東京・紀尾井町の老舗料亭「福田家」が、店舗移転に合わせて調度品を出品したインターネットオークションが注目を集めている。収益金の一部は地域の桜の再生事業に寄付されるが、川端康成ゆかりの皿が140万円超で落札されるなど、これまでに目標金額の100万円を大幅に上回る約1417万円(19日現在)が集まった。25日からは第11弾となる最後のオークションが開催される。

 福田家のルーツは、昭和14年に東京・虎ノ門で開業した旅館に遡(さかのぼ)る。20年に紀尾井町へ移転し、顧客には川端や湯川秀樹などのノーベル賞受賞者や、歴代首相などが名を連ねる。紀尾井町に2店舗を構えていたが、近年は大規模な宴席が減り、外国人客が増えたことなどに伴い、別館として使用していた築約80年の木造の日本家屋を改装。ここに本館を移転し、今年5月に営業を再開した。

 移転に当たって器などを整理する必要があったことから、4代目の福田貴之社長(39)が「大切に使っていただける方に譲り、収益を地域貢献に使いたい」と、オークションへの出品を発案した。福田さんの祖父にあたる2代目社長は、かつて、千代田区内にある江戸城外堀跡の真田濠(ぼり)に桜の苗木100本を寄贈。このため、「桜は地域の風物詩。祖父の思い出の地を後世に引き継ぎたい」(福田さん)と、収益金の一部を同区の「花さくら再生計画」に寄付することを決めた。

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