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文化庁21年ぶり、ローマで「日本仏像展」 木彫の芸術性伝える

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文化庁21年ぶり、ローマで「日本仏像展」 木彫の芸術性伝える

湛慶作の重要文化財「毘沙門天像」は高知・雪蹊寺が所蔵。地方にある仏像の認知度アップにつながるか(文化庁提供) 湛慶作の重要文化財「毘沙門天像」は高知・雪蹊寺が所蔵。地方にある仏像の認知度アップにつながるか(文化庁提供)

 国宝や重要文化財の仏像を中心に、飛鳥時代から鎌倉時代の仏教彫刻など35点を紹介する文化庁主催海外展「日本仏像展」が29日から9月4日まで、イタリア・ローマのクイリナーレ宮美術館で開かれる。同国での文化庁による日本古美術展開催は21年ぶり。伊美術界では仏像への関心が高まっており、より深い文化交流が期待されている。

 6~7世紀に日本に伝わった仏教彫刻は、針葉樹の美しい木目を生かすなど独自の発展を遂げ、鎌倉時代にはリアルで力強い彫刻が生み出された。展示される仏像は、関東を代表する白鳳時代の金銅仏である東京・深大寺の重要文化財「釈迦如来(しゃかにょらい)像」のほかは木彫となる。

 高知・雪蹊寺(せっけいじ)の重要文化財「毘沙門天(びしゃもんてん)像」は鎌倉時代の仏師、湛慶(たんけい)の作。湛慶は、運慶の写実表現に洗練を加えて“鎌倉彫刻のスタンダード”を完成させた。奈良・元興寺の国宝「薬師如来像」(平安時代)は日本を代表する一木(いちぼく)彫像の一つ。木肌を生かした彫りに特徴がある。

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