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新型出生前診断、開始3年で3万人超 「羊水検査異常」の9割中絶

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新型出生前診断、開始3年で3万人超 「羊水検査異常」の9割中絶

 妊婦の血液から胎児のダウン症などを調べる新型出生前診断を受診した人は、検査開始から3年間で3万615人だったとする集計を、各地の病院でつくる研究チームがまとめた。受診者は1年目に8千人弱、2年目に1万人超、3年目は約1万3千人となり、利用が拡大している実態が明らかになった。染色体異常が確定した妊婦の約9割が中絶を選んだ。

 受診には出産時35歳以上などの条件があり、高齢出産の増加を背景に受診を希望する妊婦が増えているとみられる。診断できる医療機関が平成25年4月の開始時に15施設だったのが、現在は71に増えたことも受診者数を押し上げた。

 染色体異常の疑いがある「陽性」判定は547人。さらに、おなかに針を刺す羊水検査に進んで異常が確定したのは417人で、うち94%に当たる394人が人工妊娠中絶を選択した。

 陽性とされながら、確定診断で異常がなかった「偽陽性」も41人いた。

 集計をまとめた昭和大の関沢明彦教授は「検査に伴うカウンセリングの改善など成果は病院グループで共有している。臨床研究から一般診療に移行するか、今後の在り方を議論すべき段階に来ている」と話した。

 新型出生前診断は、十分に理解しないまま安易に広がると命の選別につながるという指摘もある。

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