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【熊本地震】「家に帰るのを嫌がる」「急に怒る」子供の心に異変 ケア活動活発化 相次ぐ余震に不安、熊本市6万人調査へ

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【熊本地震】
「家に帰るのを嫌がる」「急に怒る」子供の心に異変 ケア活動活発化 相次ぐ余震に不安、熊本市6万人調査へ

避難所で太鼓を抱いて笑顔を見せる子供たち=6日、熊本県益城町の広安西小学校(天野健作撮影) 避難所で太鼓を抱いて笑顔を見せる子供たち=6日、熊本県益城町の広安西小学校(天野健作撮影)

 発生から3週間を超えても、いまだ大きな余震が続く熊本地震。相次ぐ揺れの恐怖や避難生活によるストレスの蓄積で、精神的に不安定になっている子供たちが増えている。不安をときほぐす「心のケア」のためさまざまな団体が現地で活動。熊本市は幼稚園や小中学校、高校などの子供たち約6万人を対象に心の調査を実施することを決めた。

 熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城(ましき)町の避難所となっている広安西小学校。6日、子供たち約50人が集まり、国際NGO「プラン・ジャパン」(東京都世田谷区)の主催で、「心のケア」を目的に太鼓の演奏が行われた。途中からは県のPRキャラクター「くまモン」も登場、子供たちの笑顔がはじけた。

 「地震が怖くて家に帰るのを嫌がる」「急に泣いたり怒ったりする」「言葉数が少なくなっている」。県内の児童相談所などには相次いで子供の異変に関する相談が寄せられている。6日現在、相談件数は約50件となった。

 東日本大震災でも活動したNPO法人「地球のステージ」(宮城県名取市)は熊本県南阿蘇村の避難所に「こころの相談室」を開設。避難所の小学生に風景画を描かせると、「花の絵」が少なかった。楽しいことを考える余裕がなくなっているという。

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