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【ゆうゆうLife】がん哲学外来 対話を通じ生きる力を

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がん哲学外来 対話を通じ生きる力を

「がん哲学外来・まちなかメディカルカフェinさいたま」では、参加者らががんをめぐるさまざまなことを語り合った=さいたま市の「さいたまメディカルタウン」 「がん哲学外来・まちなかメディカルカフェinさいたま」では、参加者らががんをめぐるさまざまなことを語り合った=さいたま市の「さいたまメディカルタウン」

 がん患者やその家族、医療関係者らが、お茶を飲みながらリラックスして語り合い、病気の不安を和らげる「がん哲学外来」という試みが広がっている。国立がん研究センターによると、平成27年に新たにがんと診断された患者は推計約98万人で前年に比べ10万人増加。2人に1人ががんになる現代に、心のよりどころになると期待されている。(玉崎栄次)

  

 17日午前、さいたま市大宮区の複合医療施設のカフェラウンジで開かれた「がん哲学外来・まちなかメディカルカフェinさいたま」。約20人の男女がソファに座り、4つのテーブルに分かれてコーヒーを飲みながら向かい合っている。

 集まったのは、がん患者やその家族、看護師、ケアマネジャーら。カフェは26年に始まり、月に1回ほどのペースで開かれている。

 「私はがんと共存して生活しています」

 参加した無職、楠章子さん(62)=同市浦和区=は、同じテーブルを囲む4人に向かって語り始めた。50歳のとき、乳がんになった。手術したが、8年後、両肺への転移が判明。肝臓や骨などにも広がり、現在は末期のステージ4。抗がん剤治療を続けながら、体調が許す限り、毎回カフェに参加している。

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