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文章だけじゃない「自分史」 絵や写真で表現、ITを活用

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文章だけじゃない「自分史」 絵や写真で表現、ITを活用

 自分の半生を振り返り、本などにまとめる「自分史」。生きてきた証しを残すためだけでなく、自分を見つめ直すきっかけとして取り組む人は多い。文章にまとめるのが一般的だが、絵や写真で表現したり、IT(情報技術)を活用したりするなど、時代を反映したさまざまな方法が広まっている。(櫛田寿宏)

 エッセーを添え

 神奈川県藤沢市の新見睦さん(75)は、プラント建設会社に勤務した元エンジニア。平成26年に「私の記憶画 描き残したい昭和」の第一集、第二集を自費出版した。東京大空襲や疎開、終戦などの体験をパステルなどで描き、エッセーを添えた。作品は計200枚に及び、ベーゴマやおはじきなどの子供の遊び、炭火のこたつや洗濯板を使った洗濯の様子など、今は見られなくなった昭和の庶民の生活を描いた作品が多い。

 新見さんは70歳のとき、「後世に何か残したい」と絵を描き始めた。「描いているうちに記憶が次々とよみがえるようになりました。絵の腕も次第に上達したように思います」と振り返る。

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