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【子宮頸がんワクチン】「私たちと向き合って」健康被害訴える女性

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【子宮頸がんワクチン】
「私たちと向き合って」健康被害訴える女性

ワクチン接種後の健康被害を訴える酒井七海さん(左)と母の智子さん=埼玉県ふじみ野市(伊藤弘一郎撮影) ワクチン接種後の健康被害を訴える酒井七海さん(左)と母の智子さん=埼玉県ふじみ野市(伊藤弘一郎撮影)

 接種後に全身の痛みやけいれんなどの「副反応」が報告されている子宮頸がんがん(HPV)ワクチンについて、健康被害を訴える女性らが30日、国などを相手取り提訴に踏み切る意向を示した。副反応の原因は現在も未解明で、積極勧奨を再開することへの賛否も割れる中での訴訟となるが、女性らは「私たちと向き合って、問題の背景を明らかにしてほしい」と訴える。

 「なぜ自分が被害を受けたのか。すぐに適切な医療を受けられなかったのか。国に情報が正しく届かないのか。それを知りたい」

 原告に加わる予定の埼玉県ふじみ野市に住む大学1年、酒井七海さん(21)は30日の会見でこう話した。

 高校1年だった平成23年3月、2度目のワクチン接種をした翌日夜、入浴後に失神し、40度近い高熱が出た。その後も右手のしびれや脱力感、耳鳴り、めまい、不整脈など、これまで縁のなかった症状が次々と襲った。

 県のコンクールで優勝する腕前だったピアノはしびれで弾けなくなり、記憶障害で教室の場所が分からず校内で迷うようにもなったが、「医師には『朝早く起きて散歩をしましょう』と言われたこともある」(七海さん)。「ワクチンの副反応だと思われる」と診断されるまでに接種から2年超。これまで20以上の医療機関を受診した。

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