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【聞きたい。】渋谷に「名画座シネマヴェーラ」開いて10年… 内藤篤さんに聞いた「瀬戸際」の日々

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【聞きたい。】
渋谷に「名画座シネマヴェーラ」開いて10年… 内藤篤さんに聞いた「瀬戸際」の日々

「円山町瀬戸際日誌」の著者、内藤篤さん=2月8日、シネマヴェーラ渋谷(藤井克郎撮影) 「円山町瀬戸際日誌」の著者、内藤篤さん=2月8日、シネマヴェーラ渋谷(藤井克郎撮影)

『円山町瀬戸際日誌 名画座シネマヴェーラ渋谷の10年』

 シネコン全盛の昨今、個人経営の映画館を、それも世の趨勢(すうせい)から取り残されたような名画座を、東京・渋谷の円山町に開設して10年がたつ。いまだに客の好みがわからないとぼやくが、それでも何だか楽しそうな様子が行間から漂ってくるのは気のせいか。

 「つらいといえば客が入らないことに尽きるが、客がつかない企画にしても自分でやりたいと思ってやっていることなので、そんなに激しい打撃はない。とりあえず見たい映画は見たよね、という納得の部分はあります」と淡々と語る。

 日誌は、平成18年1月に開館した半年ほど後から始まるが、とにかく上映作品の多様さに驚く。アイドル映画にポルノにコメディー。ヌーベルバーグもあれば、入らないと言いながらミュージカルも定期的に特集する。ときには自らニュープリントを焼いたり字幕をつけたりもしていて、一本一本に愛情を込める。

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