産経ニュース

ぼうこうがん、新たに4人 「福井以外は因果関係低い」厚労省

ライフ ライフ

記事詳細

更新


ぼうこうがん、新たに4人 「福井以外は因果関係低い」厚労省

 福井県内の染料工場で従業員5人が相次いでぼうこうがんを発症した問題で、厚生労働省は4日、この染料工場と、がん発症との関連が疑われる化学物質「オルト-トルイジン」を扱っていた3事業場の計4カ所で、新たに4人がぼうこうがんを発症していたとの調査結果を発表した。厚労省は「福井の工場以外は現時点で発症者が1人ずつのため、化学物質と発症との因果関係は低い」としているが、発症者の労働環境を調べるとともに、労災認定のための専門の検討会を立ち上げる。

 厚労省によると、新たにぼうこうがん発症が分かったのは福井県の工場の労働者と、オルト-トルイジンを過去に扱っていた事業場2カ所、現在も扱っている事業場のいずれも退職者3人の計4人。このうち1人は、別の物質を取り扱ったのがぼうこうがん発症の原因として、すでに労災認定されている。4人ともオルト-トルイジンを扱う作業に従事した可能性がある。

 福井県の工場で5人がぼうこうがんを発症したことを受け、厚労省はオルト-トルイジンの取り扱いがあった全国の68事業場に従業員と退職者の健康診断を行うよう求めている。これでぼうこうがん発症者は福井の工場の6人を含めた8事業場15人となった。

「ライフ」のランキング