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性的少数者も医療や福祉を受けやすく 支援団体が啓発冊子

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性的少数者も医療や福祉を受けやすく 支援団体が啓発冊子

 「パートナーの最期に立ち会えない」「DV被害を相談したら、好奇の目でみられた」。レズビアンやゲイ、バイセクシュアルなど性的少数者(LGBT)は、差別や偏見を恐れ、医療や福祉サービスを受ける機会を逃していることが少なくない。ニーズを知ってもらうことでLGBTの人たちが生きやすい社会を実現しようと、支援団体が1月、啓発冊子を作成、無料配布を始めた。(油原聡子)

申請あきらめる

 「バイセクシュアルだと理解してもらえるか不安だった。勇気を出して相談に行ったが、不快な思いをしただけだった」

 奈良県に住む30代のパートの女性は8年前、交際中の女性からの暴力に悩んでいた。包丁で脅されたり、椅子を投げつけられたり。行為がエスカレートしていったため、DV被害の支援団体に助けを求めた。繰り返される暴力で鬱状態になり、働けなくなってしまった女性。生活が困窮していたため、支援団体は生活保護の申請を提案した。手続きのため役所を訪れると、対応した職員の興味は“女性同士の交際”に集中した。

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