産経ニュース

増加する「献体登録」 火葬・墓代…経済的理由も要因

ライフ ライフ

記事詳細

更新


増加する「献体登録」 火葬・墓代…経済的理由も要因

 自分の終活の一環として、医学研究のために自分の死後、体を提供する「献体登録」を選択する人が増加の一途だ。すでに、必要な献体数を上回る状態になっており、新たな登録が狭き門となっている。原因の一つに、大学病院が火葬や墓の費用を負担してくれるという経済的利点があるようだ。さらに、「葬儀はいらない」「墓のことで負担をかけたくない」「墓参りしてくれる人がいない」といった現代的な価値観が、登録を加速させている。

本来は教育目的

 献体登録の枠組みを支えているのは昭和58年に施行された献体法で、正式名称は「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」だ。名称から分かるとおり献体には、大学の医学部や歯学部での解剖実習に自らが教材となることで、体の構造を学ぶのに役立ててもらうという崇高な目的がある。

 現在は全国で80の医学部と、29の歯学部が献体による篤志解剖を実施している。しかし、最近は希望が増えすぎたために新規登録を見合わせている大学も少なくない。

このニュースの写真

  • 増加する「献体登録」 火葬・墓代…経済的理由も要因

「ライフ」のランキング