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福島第1原発、デブリ取り出さない選択も 規制委・更田氏

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福島第1原発、デブリ取り出さない選択も 規制委・更田氏

東京電力福島第1原発を視察後、取材に応じる原子力規制委の田中知委員(左)と更田豊志委員=19日、福島県のJヴィレッジ 東京電力福島第1原発を視察後、取材に応じる原子力規制委の田中知委員(左)と更田豊志委員=19日、福島県のJヴィレッジ

 東京電力福島第1原発事故から5年となるのを前に、原子力規制委員会の更田豊志委員は19日、同原発を視察後、炉心から溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)について「70年、80年たってもまだやっていますという状態を望むのか。非常に大きな苦労をして取り出すのがいいか、議論がある」と述べ、取り出さない選択肢もあり得るとの見解を示した。

 燃料デブリの状態について更田委員は「(外部に)飛んでいくような放射性物質は抜けきっているし、発熱量もほとんどない」とし「取れるだけ取って残りは固めるなどいろいろな選択肢がある」と述べた。

 またチェルノブイリ原発事故とは状況が異なるとし、同原発で実施している原子炉建屋全体をコンクリート製の構造物で覆う「石棺」は「現実的ではない」と述べた。

 東電が進める汚染水対策の「凍土遮水壁」については「投資に見合う効果があるのか」と疑問を呈した。

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